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3枚目のアルバム: 感情エフェクト

Japan Version
発売日:2008年11月12日
長さ: 52:25
ジャンル: ロック ポスト・グランジ ポップ・パンク
レーベル:
Japan VersionAer-born (Amuse Inc.)
概要

「感情エフェクト」は、ONE OK ROCKにとって3作目のオリジナルスタジオアルバムであり、2008年11月12日にリリースされた。前作「BEAM OF LIGHT」が内省的かつ繊細な実験性を見せたのに対し、本作では感情表現の深みと、バンドの特徴であるエネルギッシュでギター主導のサウンドとのバランスが取られた作品となっている。

アルバムタイトル「感情エフェクト」は「感情の影響」や「エモーション・エフェクト」といった意味を持ち、人間の感情の持つ生々しく本質的な力が、人生や音楽にどのように波及するかをテーマとしている。バンドはエモやパンクのルーツに立ちながらも、オルタナティブやポスト・ハードコア的な要素をさらに取り入れ、より洗練された情緒豊かなサウンドへと進化している。

興味深いことに、「BEAM OF LIGHT」と同様、「感情エフェクト」もシングル曲を一切含まずにリリースされた。この決断は、アルバム全体を一つの芸術作品として提示するというバンドの姿勢を象徴しており、個々の楽曲よりもトータルの流れで作品を体験してほしいという意図が込められている。この手法により、ONE OK ROCKは長期的な創作ビジョンを持つバンドとしての地位を確立した。

本作には商業的なヒット曲こそないものの、Takaの圧倒的なボーカル、緻密なギターワーク、精密に噛み合うリズムなど、聴きどころは多い。また、オリジナルメンバーであるギタリスト・Alex Onizawaが参加した最後のアルバムでもあり、初期3部作の締めくくりとしても位置づけられている。

振り返れば、「感情エフェクト」はONE OK ROCKの物語における重要な章であり、情熱と感情に満ちた作品として、彼らのアイデンティティを固め、後のブレイクにつながる土台を築いたアルバムである。

楽曲タイアップ一覧
恋ノアイボウ心ノクピド
  • 1.TBS系「あらびき団」エンディングテーマ2008年10・11月
  • 2.岩手めんこいテレビ制作全国32局ネット「Break Point!」エンディングテーマ2008年11月

感情エフェクトのアルバムツアー

ONE OK ROCK『DETOX』アルバムの公式プロモーション写真