アレクサンダー"Alex"鬼澤は、ONE OK ROCKのオリジナルリードギタリストであり、初期の音楽スタイル形成において大きな役割を果たした。テクニカルなギタープレイとメロディセンスで知られ、インディーズ時代からメジャーデビュー作『ゼイタクビョウ』（2007年）、さらには『BEAM OF LIGHT』（2008年）、『感情エフェクト』（2008年）にも参加。彼の演奏は、感情的なロックとエネルギッシュなサウンドの融合というバンドの初期像を確立する一助となった。

2009年5月、個人的なスキャンダルを受けて正式に脱退。その後、Toruがリードギターを引き継ぎ、バンドは4人編成で活動を継続した。

アメリカ生まれの日系アメリカ人家庭に育ち、1989年に日本へ移住。東京で育ち、ONE OK ROCK加入前はファッションモデルとして活動し、日本の男性ファッション誌に多数出演していた。

2005年、ONE OK ROCKの結成時にリードギタリストとして加入。ToruやTakaとともに初期サウンドを形成し、いくつかのリリースや全国ツアーにも参加していた。

しかし2009年4月、電車内で女性乗客に関わる迷惑防止条例違反の疑いで逮捕される事件が発生。最終的に不起訴処分となったが、事件を受けて2009年5月13日にバンドを脱退することとなった。

脱退後はアメリカへ戻り、サンフランシスコに滞在。その後、北米大陸を単独で旅し、2011年に再び日本に帰国。2014年からは写真家・石黒淳二氏のアシスタントとして活動を始め、2017年にはRamon Onizawa名義で独立し、フォトグラファーとしての新たなキャリアを築いている。