ライブ: ONE OK ROCK at 「STAY REAL TOUR」Pay money To my Pain（2010）、CAPARVO HAL、鹿児島（日本）

Pay money To my Pain（PTP）は、フロントマンKの生々しい英語詞と深く個人的な作詞スタイルで知られる、感情的かつ圧倒的な存在感を持つポストハードコア／オルタナティブ・ロックバンド。誠実さ、重さ、そして激しさを併せ持ったその音楽性は、日本のロックシーンで高い評価と尊敬を集めていた。 2010年、PTPは全国ツアー「STAY REAL TOUR」の一部公演にONE OK ROCKを招待。ツアータイトルには「自分に正直であれ、本物であれ」というメッセージが込められており、単なるサポート出演ではなく、バンド同士の深いリスペクトに基づいた共演であった。ONE OK ROCKは当時まだ成長過程にあったが、この共演は、ヘヴィ系オルタナティブシーンの中でも最もリスペクトされるバンドのひとつから認められた重要な瞬間となった。 その後、PTPのボーカル・Kが2012年に逝去したことで、このツアーはさらに特別な意味を持つものとなった。ONE OK ROCKは後にKを公に追悼し、「From Here to Somewhere」と題されたトリビュートライブ（2024年にDVD化）では、TakaがPTPメンバーと共にKへの想いを込めたステージに立った。