ONE OK ROCK 2020 "Field of Wonder" at Stadium Live Streaming

解説
新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界中でライブが中止または延期される中、ONE OK ROCKは無観客スタジアム配信ライブという革新的なイベント「Field of Wonder」で新たな挑戦を行った。ZOZOマリンスタジアムという広大な会場を舞台に、孤立の時代における音楽の力と創造性、そしてつながりを象徴するパフォーマンスとなった。
「Field of Wonder」は単なるライブではなく、映画的演出を取り入れた没入型のパフォーマンス体験だった。無観客のスタジアムを、最先端の照明、ドローン映像、大型スクリーン、360度カメラなどを駆使して視覚的に再構築し、ライブの臨場感と映像作品の完成度を融合させた。
観客がいないという制約を逆手に取り、演出・空間・音響を巧みに活かすことで、感情に訴える迫力あるステージを構築。物理的な距離を越え、スタジアムライブの本質を保ちながら新しい表現を生み出した。
セットリストは、感情の流れを意識した構成で、視覚と音楽が調和したステージとなった。オープニングでは「Wonder」が初披露され、エネルギッシュな幕開けを飾る。「The Beginning」「Stand Out Fit In」「Wasted Nights」など定番曲も披露され、力強さとメロディの融合が際立った。「Change」ではダンサーを取り入れた演出により、視覚的にも新鮮な印象を与えた。中盤のハイライトである「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」はヴァイオリンの生演奏が加わり、楽曲の情感を一層深めた。「We Are」では、画面越しでありながらも観る者との一体感と希望を届けた。
TakaのMCでは、2020年という特異な年に向き合いながら、感謝と希望、そして音楽でつながることの意義が語られた。
「Field of Wonder」は、バンドにとってもファンにとっても象徴的な出来事となり、ライブという枠を超えて音楽が持つ可能性を再定義する瞬間となった。
本公演は、パンデミック下における大型アーティストの新たな表現手法として高く評価され、その映像演出・感情表現・パフォーマンスの完成度の高さから、日本のロックバンドによる代表的な配信ライブのひとつとして記憶されている。
ライブ映像
- 1.ONE OK ROCKKanzen Zaitaku Dreamer事前収録の短縮版映像。「完全感覚Dreamer」の別バージョン
- 2.人生×僕=The Beginning発売日: 2012年8月22日
- 3.AmbitionsTaking Off発売日: 2016年9月16日
- - SMC -
- 4.Eye of the StormChange発売日: 2018年2月16日
- - MC -
- 5.AmbitionsI was King短縮バージョン発売日: 2016年12月15日
- 6.Nicheシンドローム未完成交響曲短縮バージョン発売日: 2010年6月9日
- 7.残響リファレンスキミシダイ列車短縮バージョン発売日: 2011年10月5日
- 8.ONE OK ROCK「One Way Ticket」と「Clock Strikes」の演奏トラブル
- 9.Eye of the StormThe Last Time短縮バージョン発売日: 2019年2月13日
- 10.AmbitionsStart Again短縮バージョン発売日: 2017年1月11日
- - MC -
- 11.ゼイタクビョウ欲望に満ちた青年団発売日: 2007年11月21日
- 12.残響リファレンスC.h.a.o.s.m.y.t.h.三浦春馬を追悼して演奏されたアコースティックバージョン(ヴァイオリン:宮本笑里)発売日: 2011年10月5日
- - MC -
- 13.NicheシンドロームWherever You Are発売日: 2010年6月9日
- 14.Luxury DiseaseWonder発売日: 2021年10月22日
- - SMC -
- 15.Eye of the StormStand Out Fit In発売日: 2018年11月22日
- 16.AmbitionsWe Are発売日: 2017年1月9日
- 17.Eye of the StormWasted Nights発売日: 2019年2月1日