7枚目のアルバム: 35xxxv

収録曲
- 1.3xxxv51:41
- 2.Take Me To the Top3:15
- 3.Cry Out3:47
- 4.Suddenly3:03
- 5.Mighty Long Fall4:03
- 6.Heartache4:25
- 7.Memories3:21
- 8.Decision3:45
- 9.Paper Planes (feat. Kellin Quinn)3:45
- 10.Good Goodbye3:45
- 11.One by One3:38
- 12.Stuck In the Middle3:38
- 13.Fight the Night4:16
シングル
- 1.Mighty Long Fall発売日: 2014年7月30日
- 2.Decision発売日: 2014年7月30日
- 3.Pieces of Me発売日: 2014年7月30日
- 1.Cry Out発売日: 2015年2月11日
DVD限定版のみ
- 説明
- クレジット
- 楽曲クレジット
35xxxv(読み:サーティーファイブ)は、ONE OK ROCKにとって7作目となるオリジナル・スタジオ・アルバムで、2015年2月11日にリリースされた。本作は、バンドのキャリアにおける最も決定的な転換点の一つとされている。オリコン週間アルバムチャートで初の1位を獲得し、日本国内における影響力の拡大を明確に示した作品である。また、全編をアメリカ合衆国で制作した初のアルバムであり、国際的なプロダクション様式を本格的に採用した最初の作品でもある。同年には、Warner Bros. Recordsより海外向けに『35xxxv(Deluxe Edition)』がリリースされ、これがONE OK ROCKにとって初の世界流通アルバムとなった。これら一連の成果は、日本国内で確立していた立場を越え、グローバルな舞台へと踏み出すというバンドの明確な方向転換を象徴しており、日本語の情感豊かなリリックと、西洋のオルタナティヴ・ロック/ポスト・ハードコア、そしてアリーナ規模を想定したアレンジを融合させたサウンドによって支えられている。
タイトルの35xxxvは、ローマ数字の「XXXV(35)」に由来する。アメリカでの制作期間中、この数字が繰り返し目に留まったことから、次第に具体的な意味を持つ概念というよりも、「運」や「タイミング」を象徴する存在として捉えられるようになった。このことから、本作のタイトルは、不確実な状況の中でも前進する意志、すなわち確信がなくとも信念と継続、勢いを頼りにリスクを取り、諦めずに進み続ける姿勢を表している。
数字の「35」には、さらに個人的な意味合いも込められている。キャリア初期、Takaは当時の不安定な状況を背景に、35歳を一つの区切りとして音楽から離れる可能性について言及したことがあったが、それは具体的な決断ではなく、結果として実現することもなかった。現在、彼はその考えを意識することなく音楽活動を続けており、バンドとしても、まだ成し遂げたいことが数多くあり、音楽を通じて人々に寄り添い、影響を与えたいという思いを繰り返し語っている。かつてためらいと結びついていた「35」という数字は、本作において成長、継続、そして前進し続ける選択の象徴へと変化した。
音楽的には、従来作と比べて最も洗練され、国際的な指向を強めたサウンドが提示されている。楽曲構成は引き締まり、アレンジは明快さを増し、英語詞の使用も大幅に拡張されたことで、海外リスナーへの明確なアプローチが示された。高揚感のあるロック・ナンバーと情感を重視したバラードがバランスよく配置され、大規模会場を想定したスケール感とインパクトを備えたプロダクションが全編を貫いている。本作では、ONE OK ROCKのスタジオ・アルバムとして初めて本格的なゲスト参加が実現し、Paper Planes(feat. Kellin Quinn)が収録された。このコラボレーションは、西洋オルタナティヴ・ロックとの結びつきを明確にし、国際的な訴求力をさらに広げる要素となった。デラックス・エディションでは、英語ボーカルの再録やミックス調整に加え、Last DanceおよびThe Way Backの2曲が追加収録されたほか、DecisionはTyler Carterを迎えた別バージョンとして再構築され、海外市場を強く意識した内容となっている。
本作はリリース初週にオリコン週間アルバムチャート1位を記録し、その後115週以上にわたりチャートインを続けた。出荷枚数25万枚を超え、日本レコード協会よりプラチナ認定を受けている。デラックス・エディションは海外でも評価され、Heatseekers Albumsチャートで11位を記録するなど、英語表現の完成度と国際志向のプロダクションが高く評価された。これにより、ONE OK ROCKが日本国外でも感情的核心を失うことなく共鳴し得る存在であることが示された。
ジャケット・デザインは、本作の主題を補完するミニマルかつ力強い視覚表現となっている。鮮烈な赤を背景に、黒と白で構成された中央のエンブレムは、横三本・縦五本のラインによって暗示的に「35」を形成し、その中心にローマ数字の「XXXV」を内包している。物語性を排した象徴的なデザインは、規律、集中、決意を想起させ、アルバムの直接性と野心を視覚的に体現している。
スタンダード盤とは対照的に、デラックス・エディションのジャケットでは配色が反転されている。黒地を背景に赤と白のエンブレムが配置され、より鋭く印象的な視覚効果を生み出している。この反転は、海外盤であることを示す識別要素であると同時に、変化、再解釈、そして新たな段階へ踏み出すというアルバムの主題を強調している。構造を変えずに視点のみを変えることで、連続性と進化の両立が示唆されている。
現在において35xxxvは、ONE OK ROCKのグローバルな歩みにおける決定的作品として広く認識されている。国内の枠を越え、国際的な舞台へと踏み出した瞬間を記録した本作は、初期から受け継がれてきた感情の強度を保ちながら、サウンドとアイデンティティを洗練させた重要な章である。日本での活動期と、その後に続く世界的評価とを結ぶ架け橋として、本作はバンドの進化を語る上で欠かすことのできない存在となっている。
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